陸上自衛隊は22日、島しょ防衛の練度向上を目的とした米海兵隊との大規模実動訓練「レゾリュート・ドラゴン」を6月20日から30日までの日程で実施すると発表した。九州各地や沖縄県の自衛隊施設、米軍施設、民間空港などを使用し、日米合わせて約9600人が参加する。
陸自オスプレイが宮古島に初展開
陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが、沖縄県の宮古島に初めて展開する。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)との間で、患者や物資の輸送手順を確認する訓練が行われる。また、陸自オスプレイは石垣島にも飛来する予定だ。
反撃能力訓練も実施
陸自によると、反撃能力(敵基地攻撃能力)の運用に向け、3月から配備を始めた長射程ミサイルを扱う隊員も訓練に参加する。これにより、新たな防衛体制の実践的な検証が行われる。
離島での災害対応訓練
沖縄県の宮古島、石垣島、与那国島では、日米の航空部隊による災害対応訓練も実施される。自然災害時における迅速な連携と支援能力の向上が期待されている。
訓練の背景と意義
「レゾリュート・ドラゴン」は、島しょ地域における防衛力強化を目的とした日米共同訓練の一環である。今回の訓練では、陸自オスプレイの初展開により、南西諸島での機動展開能力の向上が図られる。また、普天間飛行場との連携訓練を通じて、日米間の相互運用性の深化が期待される。
訓練期間中は、地域住民への影響を最小限に抑えるため、事前に飛行経路や訓練内容が公開される予定だ。



