米5州でクルーズ船下船者の監視強化、ハンタウイルス集団感染疑いで
トランプ米政権は、大西洋を航行中のクルーズ船で発生したハンタウイルスの集団感染疑いを受け、感染が確認される前に船を離れて帰国した乗客への監視を強化している。米メディアの報道によると、対象者は西部カリフォルニア州など、合わせて5つの州で当局による経過観察下に置かれている。
トランプ大統領は8日、ホワイトハウスで記者団に対し、「新型コロナウイルスのように簡単に感染するものではない」と述べ、政府は適切に対処していると強調した。ハンタウイルスは主にげっ歯類を介して感染するウイルスで、人から人への感染は稀とされている。
対象州と現状
対象者がいるのはカリフォルニア州のほか、西部のアリゾナ州、南部のバージニア州、ジョージア州、テキサス州である。いずれの州でも、現在のところ感染症状は確認されていないという。
さらに、東部ニュージャージー州当局は、旅行中に感染者と接触した可能性がある2人を監視していると発表した。報道によると、この2人はクルーズ船には乗船しておらず、航空機で移動中に接触したとみられる。こちらも症状は確認されていない。
今回の事態を受け、米疾病対策センター(CDC)も監視体制を強化している。ハンタウイルスは重症化すると肺症候群を引き起こす可能性があり、早期発見と対応が重要とされている。



