南相馬の「食事処 いずみ」40年の歴史に幕、物価高と体調理由に閉店
南相馬「食事処 いずみ」40年の歴史に幕

福島県南相馬市原町区牛来にあった飲食店「食事処 いずみ」が4月30日をもって閉店し、約40年にわたる歴史に終止符を打ちました。

開業から閉店まで

店主の大戸直正さん(76)は、東京や仙台、そして原町の名店「文化食堂」で料理の腕を磨いた後、1985年ごろに「食事処 いずみ」を開業しました。開業以来、妻の一子さん(77)と二人三脚で営業を続けてきました。

震災と原発事故を乗り越えて

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の際には、一時的に相馬市へ避難しましたが、食材の確保に奔走しながら、同年3月下旬には営業を再開しました。長年にわたり、しょうゆラーメン1杯600円など、価格を据え置いてきましたが、物価高騰や直正さんの体調不良を理由に閉店を決断しました。

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夫婦の役割と感謝

直正さんが調理場を、一子さんがホールを担当してきました。一子さんは「お客さんに恵まれた。黙々と調理場に立つお父さんが家族を支えてくれた」と振り返ります。直正さんも「(一子さんに)お疲れさまと言いたい」と感謝の言葉を述べました。

今後の生活

今後、直正さんは庭仕事を、一子さんは音楽や読書を楽しむ予定です。一子さんは「楽しみをたくさん見つけていきたい」と語り、新たな生活への期待をのぞかせました。

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