「弱みは強みに変わる」18歳パンセクシュアルがランウェイに輝く ユースプライド2026
「弱みは強みに」18歳パンセクシュアルがランウェイに ユースプライド

「Tokyo Pride 2026」が東京で開幕し、渋谷・原宿エリアを中心にLGBTQ+の祭典が繰り広げられている。7日のプライドパレードと並び、注目を集めるのが10~20代の若い当事者たちが主体となる「ユースプライド」(13~14日)だ。好みのファッションに身を包み、14日のランウェイショーに登場する大学1年の佐々木裕妃さん(18)は、好きになる相手の性別を意識しない「パンセクシュアル」を自認する。

弱みを強みに変える力

佐々木さんは自由な校風の高校で、総合学習や友人のカミングアウトを機に自身のセクシュアリティに気づいた。高校では自主活動団体を立ち上げ、地元の中学校で350人を前に講演した経験を持つ。「講演を断る学校も多く、交渉は大変だった。でも社会のリアルな考えを知ることができた」と振り返る。活動には母を中心に家族も理解を示してくれたという。

ユースプライドのプロジェクトチームではSNSリーダーとして発信を続ける佐々木さん。「LGBTQ+当事者が“悩みを抱えた存在”とだけ見られることに違和感がある。誰にでも異なる個性、人生があることを分かってもらいたい」と語る。昨年の第1回ユースプライドのトークイベントでは、学校現場でのLGBTQ+への理解や課題について議論した。パレード参加時に「そんなに目立つと、出るくいは打たれるのでは?」と友人に言われ傷ついたが、一つの価値観として受け止めた。「パレードを通して“一人一人が違って当たり前”と知ってもらうことが大切だ」

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中学ではいじめも経験したが、「コンプレックスやつらい体験、悔しさを受け入れてくれる仲間のおかげで、社会的には弱みに見えるものが、自分を構成する強みになると知った」と語る。

ユースプライドの意義

ユースプライドを率いる中島幸乃さんは「自分と価値観が違う人も自然に受け入れる意識を若い頃から学んでほしい。さまざまなバックグラウンドの人と出会うことで“新しい生き方”が見えてくる」と、若者だけでなく大人の参加も呼びかけている。

そのほかのイベント情報

木下友梨香展「PERPETUAL FLOW」

花をモチーフにした作品で知られるアーティスト、木下友梨香さんの個展が南青山のギャルリーためながで開催中(~14日、入場無料)。初の大規模な展覧会で新作約30点を展示。工業用ペンキを手のひらですくい、キャンバスに直接滑らせる画法で、花の生命のダイナミズムを表現する。来年はパリでの個展も予定している。

KIOI ROSE WEEK 2026

東京ガーデンテラス紀尾井町で恒例のバラの祭典(~14日)。デンマーク出身の世界的フラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンさんの作品が初登場。歴史ある洋館を背景に、バラやアジサイなど初夏の花々を植えたインスタレーション「Flower Flow」を展示。また、広島県福山市の新品種「ふくやまローズ」も東京初披露される。

THE MACARON MONTH

フランスのスイーツブランド「ピエール・エルメ・パリ」が、マカロンを楽しめる限定イベントを青山や丸の内などの各ブティックで開催(~30日)。限定ボックスや全20種のスイーツが味わえる円形パッケージ「イニシヤシヨン」を販売。一部店舗に募金箱を設置し、収益の一部は難病の子ども支援に寄付される。

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