熊本県警は2日、警察官などを装った電話で熊本市の81歳女性から現金1050万円を詐取したとして、東京都立川市の自称自営業の容疑者(28)を詐欺容疑で逮捕した。逮捕は同日付。
事件の概要
県警の発表によると、容疑者は氏名不詳者らと共謀。熊本市中央区に住む女性(81)に対し、警察官などを装って電話をかけ、「あなたの口座が犯罪に使用されている。口座の現金を確認する必要がある」などと虚偽の説明を行った。そして3月29日、女性の自宅を訪れ、現金1050万円をだまし取った疑いが持たれている。
県警は、捜査に支障があるとして容疑者の認否を明らかにしていない。
背景と今後の捜査
女性は3月中旬にも同様の手口で約950万円をだまし取られた可能性があるとみられ、県警は関連を調べている。容疑者は「受け子」として現金を受け取る役割を担ったとみられ、背景には匿名・流動型犯罪グループ(通称トクリュウ)の存在が疑われている。
県警は、同グループの実態解明に向け、容疑者の携帯電話や通話記録などを解析し、他の共犯者の特定を進める方針。
注意喚起
警察官や銀行員を装った特殊詐欺が全国で多発している。県警は「現金を要求する電話は詐欺を疑い、すぐに警察や家族に相談してほしい」と呼びかけている。



