アイヌ遺骨収集、大学の謝罪対応に温度差
アイヌ民族の遺骨を巡り、研究者による盗掘や不適切な管理が問題視されていることに対し、過去に遺骨収集した10大学のうち4大学が謝罪声明を検討していないことが4日、共同通信の調査で明らかになった。他の4大学は態度を保留し、複数の大学が「配慮を欠いた」などと反省を示したものの、謝罪の表明には慎重な姿勢を見せている。
調査対象となった10大学のうち、札幌医科大学と東京大学は既に謝罪を表明しており、大学側の判断の違いが浮き彫りとなった。
謝罪検討しない4大学
「謝罪声明について議論、検討していない」と回答したのは、新潟大学、南山大学、京都大学、大阪公立大学の4校。特に、沖縄県や鹿児島県でも遺骨収集を行い、対応を求められている京都大学は「関係省庁と協力しながら返還手続きを進める」との回答にとどめた。
態度保留の4大学
一方、態度を保留した4大学は、今後の状況を見ながら対応を検討する姿勢を示している。これらの大学は、遺骨の返還や関係者との協議を優先する方針とみられる。
アイヌ民族の遺骨問題は、過去の不当な収集や研究目的での持ち出しが長年問題とされてきた。今回の調査結果は、大学間での謝罪や責任の認識にばらつきがあることを示しており、今後の対応が注目される。



