全日本労働組合連絡会(全労連)は、働く女性の妊娠や出産に関する実態調査の結果を公表した。それによると、少なくとも2人に1人の女性が妊娠中に何らかの体調不良を訴えていることが明らかになった。具体的な症状として、重度のつわりや切迫流産などが挙げられている。また、流産を経験した人は全体の23.9%に達した。全労連は「どの業種でも人手不足が原因で休暇を取得しにくい状況がある」と指摘し、職場での理解を深めるとともに、休暇制度の活用を促進するよう求めている。
調査の概要
この調査は、2020年以降に妊娠した働く女性1660人を対象に、2024年4月から7月にかけて実施された。
妊娠中の状況
妊娠中の経過について「順調」と回答したのは512人(30.8%)だった。不明・無回答は318人で、これらを合わせると830人となる。残りの回答者(複数回答可)では、「つわりがひどい」が28.8%、「切迫流産・切迫早産」が20.1%、「貧血」が17.3%などとなっており、少なくとも半数程度の人が体調不良を経験したと答えている。
流産の経験
流産を経験した人は396人で、そのうち2回流産した人は79人、3回以上は40人だった。職種別にみると、看護師が27.9%、介護・福祉職場が25.7%と高く、一般事務の17.5%を上回った。全労連は「夜勤がある職種では身体への負担が大きくなる」と分析している。



