岩手県警が交番・駐在所業務の体験会を開催、高校生・大学生21人が参加
岩手県警が交番業務体験会、若者21人が参加 (14.02.2026)

岩手県警が地域警察業務の体験会を実施、若者の関心を喚起

警察官の仕事に興味を持ってもらおうと、岩手県警は14日、盛岡市のいわて県民情報交流センター(キオクシアアイーナ)において、1日限定の仕事体験会を開催しました。このイベントには、高校生や大学生など合計21人が参加し、地域で働く警察官の業務を実際に体験する貴重な機会となりました。

交番・駐在所業務に特化した初の試み

県警は毎年夏にインターンシップ(職業体験)を行っていますが、今回は初めて交番や駐在所など地域に密着した警察官の仕事に焦点を当てた形で実施されました。これにより、参加者は日常的な警察活動の一端をより深く理解することができました。

体験会では、多様なプログラムが用意されました。具体的には、通報の受理手順や容疑者の似顔絵作成、さらに子ども向けの「防犯・交通安全教室」の講師役を務める体験などが含まれていました。特に指紋採取のコーナーでは、参加者がハケを使って専用の粉末を空き缶に付着させ、実際に指紋を読み取る方法を学びました。この実践的な体験を通じて、警察業務の技術的な側面にも触れることができました。

参加者の声と県警の期待

県立大学3年生の勝山直哉さん(21歳)は、体験会に参加した感想を次のように語りました。「地域警察官がイベントの企画や指紋の採取も担当しているとは思っていませんでした。この体験を通じて、地域社会の役に立つ仕事だと改めて実感し、充実した気持ちになりました。」

警務課の大内卓課長補佐(45歳)は、今回の体験会の目的について説明しました。「業務を実際に体験することで、参加者が自分の可能性を見つけ、警察への関心を高めてくれることを期待しています。若い世代に警察官の魅力を伝える良い機会となりました。」

今後の採用活動に向けた取り組み

岩手県警は、2027年度に採用する「警察官A」(大卒程度)の受験者を3月1日から募集する予定です。この体験会は、採用活動の一環としても位置づけられており、若者に警察官という職業への理解を深めてもらうことを目的としています。問い合わせは県警警務課人事係(電話番号:0120-204034)まで受け付けています。

今回の体験会は、地域警察の多様な業務を若者に紹介することで、将来の警察官候補の育成につなげる重要なステップとなりました。参加者たちは、警察官の仕事が単に事件対応だけでなく、地域コミュニティとの関わりや教育活動など幅広い役割を含むことを学び、職業選択の視野を広げることができたようです。