拉致被害者家族会、合同会議で運動方針を確認 帰国者からの消息聞き取りも合意
北朝鮮による拉致被害者家族会と支援団体「救う会」は、2月15日に東京都内で合同会議を開催し、今後の運動方針を取りまとめました。会議では、親世代が存命中にすべての拉致被害者の即時一括帰国を実現するよう求める従来の基本方針を改めて確認しました。さらに、今後帰国が実現した被害者に対して、未だ帰国していない被害者の消息や状況を聞き取ることでも意見が一致しました。
横田早紀江さん、唯一の親世代として 拓也代表が切実な思いを訴え
横田めぐみさん(失踪当時13歳)の母親である早紀江さん(90歳)は、現在、家族会において唯一の親世代となっています。めぐみさんの弟であり、家族会代表を務める横田拓也さん(57歳)は、会議後の記者会見で、「残された時間は極めて少ない」と強く訴えました。また、拓也さんは、「昨夜、姉が帰ってくる夢を見た」と明かし、「正夢であれば」と切なる願いを口にしました。
この合同会議は、拉致問題解決に向けた継続的な取り組みの重要性を再確認する場となりました。家族会と救う会は、政府に対し、拉致被害者の早期帰国実現に向けた外交努力を一層強化するよう求めています。特に、高齢化が進む親世代の現状を踏まえ、時間的制約の中での迅速な行動が不可欠であると強調しました。
消息聞き取りの合意は、帰国が叶った被害者が持つ貴重な情報を最大限活用し、未帰国者の安否確認や救出活動に役立てることを目的としています。これにより、拉致問題の全容解明と被害者全員の帰国に向けた具体的な一歩となることが期待されています。
拉致被害者家族会は、今後も国内外での啓発活動や政府への働きかけを継続し、拉致問題の早期解決を目指す方針です。関係者らは、国民の理解と支援を呼びかけながら、粘り強い運動を展開していく構えです。