拉致被害者田口さんの家族、178か国の在日外国公館に手紙送付へ
拉致被害者家族、178か国に手紙送付へ

北朝鮮による拉致問題を国際社会に広く訴えかけるため、拉致被害者である田口八重子さん(拉致当時22歳)の家族らが、1日、178か国の在日外国公館に対して手紙を送付することを明らかにした。田口さんは埼玉県川口市の出身で、この取り組みは地域の市民グループ「拉致問題を考える川口の会」が中心となって企画した。

手紙に込められた家族の切実な願い

田口さんの兄である本間勝さん(82歳)は手紙の中で、「救出を待ちわびている家族は高齢になりました。生きている間に再会したい」と悲痛な思いを綴った。手紙には拉致問題を英語で解説した資料も同封され、田口さんが拉致されたとされる6月29日に合わせて、岡村ゆり子川口市長との連名で各国公館に送付される予定だ。

国際社会との連携強化を目指して

この活動は、拉致問題に対する国際社会の理解を促進し、各国との協力関係を強化することを目的としている。本間さんは記者会見で、「海外の政府や国際機関に拉致の実態を知ってもらい、解決への後押しを得たい」と述べ、強い決意を示した。

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拉致問題を考える川口の会は、これまでも地域レベルでの啓発活動を続けてきたが、今回の手紙送付はより広範な国際的な行動へと発展させる試みである。会のメンバーは「一人でも多くの人に拉致問題の深刻さを理解してほしい」と話している。

北朝鮮による拉致問題は、1970年代から80年代にかけて日本人が多数拉致されたとされる問題で、現在も未解決のまま残されている。田口さんの家族は長年にわたり、政府や国際社会に対して救出を訴え続けている。

今回の手紙送付が、国際社会における拉致問題への関心を高め、新たな連携を生むきっかけとなることが期待されている。

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