大阪府警は14日、変死体の捜査で臨場した現場から現金計約1千万円を持ち去ったとして、南堺署刑事課の警部補、後藤伸被告(52)を懲戒免職にし、発表した。
後藤被告は、現金を持ち去った理由について「家族に内緒にしていた借金が数百万円あった」と説明しているという。
監察室の調査結果
監察室によると、後藤被告は2年前から同署に配属され、殺人事件などを扱う強行犯係の係長として勤務。指揮役として、変死体の現場などに繰り返し臨場していた。
昨年6月ごろ、「変死体が見つかった現場で(後藤被告が)現金を盗んでいる」との情報提供があった。
府警は3月、70代男性の遺体が見つかった堺市南区の集合住宅の一室で現金1011万円を持ち去った占有離脱物横領容疑で逮捕し、その後、起訴されている。
逮捕後の調べに容疑を認め、「つい魔が差してしまった」と供述したという。
背景と今後の対応
この事件は、警察官による重大な信用失墜行為として、府警内部でも衝撃を持って受け止められている。府警は再発防止策を徹底する方針で、全職員に対する倫理教育の強化を検討している。
後藤被告の起訴内容について、今後の裁判で詳細が明らかになる見通しだ。



