磐越自動車道で発生したマイクロバス事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕された無職の若山哲夫容疑者(68)が、事故当時に時速90~100キロでバスを運転していたと供述していることが、福島県警への取材で明らかになった。現場の制限速度は時速80キロであり、県警は速度超過の可能性があるとみて裏付けを進めている。
速度超過と無免許運転の疑い
若山容疑者はこれまでの調べに対し、居眠り運転は否定した上で「速度の見極めが甘かった」と供述している。また、旅客運送用の車両を運転するために必要な「第二種免許」を所持していなかったことも判明しており、県警は無許可で営業運行を行ったとする道路運送法違反の疑いも視野に捜査を進めている。
事故の概要と被害状況
事故は6日午前7時40分ごろ、磐越自動車道上り線で発生。若山容疑者が運転するマイクロバスがガードレールなどに衝突し、乗車していた新潟市の北越高男子ソフトテニス部の部員20人のうち、稲垣尋斗さん(17)が死亡し、ほか17人が重軽傷を負った。若山容疑者は7日に逮捕された。
県警は、速度超過の具体的な状況や、なぜ無免許で運行していたのかなど、詳細な経緯の解明を進めている。また、バスを運行していた事業者に対しても、安全管理体制の確認を行う方針だ。



