東京都は、地震による電気火災を防ぐための感震ブレーカーについて、都民から募集した愛称を「グラぴたスイッチ」に正式決定した。この名称は、地震で建物が「グラグラ」揺れた際に、電気を「ぴたっと」遮断する機能を分かりやすく表現している。
投票結果と名称決定の経緯
都は火災予防への関心を高めるため、三つの候補名称を提示し、都公式アプリ「東京アプリ」などで投票を呼びかけた。その結果、総投票数4万5064票のうち、「グラぴたスイッチ」が6割を超える2万8269票を獲得し、圧倒的な支持を得た。他の候補は「でんき火災ストッパー」が1万3111票、「ファイヤーゼロブレーカー」が3684票だった。
都は、この愛称を誰でも自由に使用できるとしている。感震ブレーカーは、分電盤に取り付けるタイプやコンセントに差し込むタイプなど複数の種類があり、大きな地震を感知すると自動的に電気を遮断する仕組みだ。都は今後も地震による電気火災を防止するため、感震ブレーカーの設置を積極的に呼びかけていく方針だ。
感震ブレーカーの重要性
地震発生時、電気機器の損傷や配線のショートなどが原因で発生する電気火災は、二次災害として大きな被害をもたらす可能性がある。感震ブレーカーは、地震の揺れを感知して瞬時に電気を止めることで、こうした火災のリスクを大幅に低減できる。都は、家庭や事業所での設置を促進し、都民の安全確保に努めるとしている。
今回の名称決定は、都民の防災意識向上にもつながると期待されている。都は今後、さまざまな広報活動を通じて「グラぴたスイッチ」の認知度を高め、設置率の向上を目指す。



