視覚障害の中川桃子さんが亀山高で講演「合理的配慮」語る
中川桃子さんが亀山高で講演「合理的配慮」語る

三重県亀山市在住でユニバーサルデザインアドバイザーとして活動する中川桃子さん(36)が27日、県立亀山高校で講演を行った。視覚障害を持つ中川さんは、障害福祉や共生社会の大切さをテーマに全国で講演活動を続けており、この日は2年生約200人を前に、誰もが暮らしやすくなる工夫を対話を通じて実現する「合理的配慮の提供」について語った。

合理的配慮とは何か

合理的配慮は、障害者差別解消法が掲げる重要な概念である。中川さんは講演の冒頭で、生徒たちにこの言葉を知っているかどうかを問いかけ、拍手で反応を求めた。一部の生徒が拍手を送ると、中川さんは笑顔で「ありがとう。素敵な亀山高です」と応じた。

さらに中川さんは、「自分には関係ないという意識が、社会から障害をなくす障害になっている」と強く訴えた。障害者問題を他人事と捉える風潮が、真の共生を妨げていると指摘したのである。

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健常者中心の社会を変えるために

中川さんは、日常生活で感じる健常者中心の社会の現状についても言及。「一人一人が目を向ければ、世の中は変わっていく」と語りかけ、生徒たちに意識改革を促した。障害の有無にかかわらず、すべての人が生きやすい社会を築くためには、個々の気づきと行動が重要だと強調した。

講演後、参加した女子生徒(16)は「健常者が中心の社会という現実を思えば複雑な気持ちだ。それを乗り越えようと活動している中川さんはすごい」と感動した様子で語った。生徒たちにとって、障害者問題を身近に感じ、自分たちにできることを考える貴重な機会となった。

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