動物への愛情から出張動物園を開業、鹿児島の女性が約60匹と共に
動物への愛情から出張動物園、鹿児島の女性約60匹と

動物と共に生きる女性の挑戦

鹿児島県薩摩川内市に住む西山由紗さん(28)は、幼い頃から動物が大好きで、現在は自宅で約60匹もの動物を飼育しながら、依頼に応じて各地を訪れる「出張動物園」を運営している。動物への深い愛情と、命の大切さを伝えたいという強い思いが、彼女の活動の原動力となっている。

動物との出会いが人生を変えた

西山さんが初めて動物に感動したのは、小学校低学年の頃に訪れた鹿児島市の「いおワールドかごしま水族館」でのイルカショーだった。イルカの優れた運動能力と、トレーナーの指示を正確に実行する賢さに強く惹かれ、その瞬間から動物に関わる仕事を志すようになったという。

その後、那覇市の専門学校で動物について学び、卒業後は沖縄県内のハブ博物公園に就職。ヘビの世話や園内ツアーのガイドを担当した。しかし、来園客が動物を乱暴に扱う場面を何度も目撃し、心を痛める日々が続いた。「動物のかわいさを伝え、一つの命であることを認識してもらえれば、人々の接し方も変わるのではないか」と考えた西山さんは、2022年に沖縄で飼っていた約20匹のペットと共に故郷の鹿児島へ帰郷。2024年から本格的に出張動物園をスタートさせた。

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約60匹の動物たちとの暮らし

現在、西山さんの自宅ではヤギ、フクロウ、プレーリードッグ、ヘビ、カメなど多くの動物が飼育されている。昨年からは爬虫類ショップも始め、そこで扱う動物を含めると総数は約60匹に上る。彼女はこれらの動物たちを愛情込めて世話し、それぞれの個性や習性を理解しながら暮らしている。

出張動物園の活動内容

出張動物園は、地域のイベントや福祉施設からの依頼に応じて行われる。事前に打ち合わせを行い、会場に動物たちを連れて行き、餌やり体験や動物との触れ合いの機会を提供する。動物たちの負担を考慮し、出張は月に1〜2回程度に抑え、薩摩川内市から車で1時間半以内の範囲に限定している。動物を乗せるために内部を改造したワゴン車で移動し、安全と快適さを最優先している。

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