二階堂蓮、スキージャンプ男子個人ラージヒルで銀メダル獲得も「2番手では…」と悔しさ滲ませる
二階堂蓮、ジャンプ銀メダルも悔しさ「2番手では…」 (15.02.2026)

二階堂蓮、スキージャンプ男子個人ラージヒルで銀メダル獲得も悔しさを露わに

2026年2月14日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)のスキージャンプ男子個人ラージヒルで、日本の二階堂蓮選手が銀メダルを獲得しました。表彰式後には、つかみかけた頂点を逃した悔しさから、表情が曇る場面も見られました。

初めての五輪最終ジャンパーで重圧に耐えきれず

二階堂選手は1回目に140メートルを飛び、首位で2回目を迎えました。2位との差は7点、距離換算で約4メートルのリードがあり、余裕があるように思われました。しかし、2回目のジャンプでは、踏み切り直後に左足のスキー板が下がる悪癖が出てしまい、着地後にはいつものガッツポーズは見られませんでした。

「うわ、やったぁ……」と漏らした自身の言葉で、失敗ジャンプを悟った二階堂選手。父の学さんと抱き合うと涙が止まらなくなり、「めっちゃ、悔しいです」と心情を吐露しました。金メダルが届くところにあっただけに、その悔しさは一層深いものとなりました。

精神面の成長と今季の安定したパフォーマンス

今季、二階堂選手は安定して大ジャンプをそろえられるようになり、その背景には精神面の成長が大きく寄与しています。しかし、この日の2回目は、あとひと伸びを欠き、得点は全体9番目に留まりました。直前に飛んだドメン・プレブツ選手(スロベニア)に逆転を許し、銀メダルに終わったのです。

小林陵侑選手の5歳下となる24歳の二階堂選手は、「日本のエース」になることを公言してきました。「(小林)陵侑さんを超える。任せっきりばかりでは、ダサい」と意気込む一方で、今回の結果には複雑な思いを抱えています。

過去の反省からメダルへと繋がった成長の軌跡

二階堂選手はかつて、社長室で頭を下げるなど「やんちゃ」な一面も見せていましたが、そうした経験を経て、メダルを手にするまでに成長を遂げました。昨秋のワールドカップ(W杯)でも好調を維持し、五輪に向けて期待を集めていました。

今回の銀メダルは、今大会で日本勢3個目のメダルとなりましたが、二階堂選手にとっては「2番手では満足できない」という思いが強く、今後のさらなる高みを目指す姿勢を示しています。表彰式後の表情からは、次への決意が感じられ、今後の活躍に注目が集まります。