スピードスケート森重航、リスク覚悟の挑戦も及ばず ミラノ五輪男子500メートルで10位
森重航、リスク覚悟の挑戦も及ばず 五輪500メートル10位

スピードスケート森重航、リスクを承知の挑戦も実らず ミラノ五輪男子500メートルで10位

2026年2月14日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスピードスケート男子500メートル競技が行われ、森重航選手(オカモトグループ)が10位に終わった。本来の力を発揮できず、トップから0秒85遅れる結果となった。

五輪前の負傷が影響、完全な回復叶わず

森重選手は、五輪を控えた1月のワールドカップで転倒し、左ひざを負傷していた。本番に向けて回復を図ったものの、その影響は隠せなかった。100メートル通過タイムは全体11位の9秒65で、好調時なら9秒5台前半が出せるはずだったが、後半も平凡なタイムに留まった。

「準備は100%してきたが、(けがで)歯車が少し崩れてしまった」と森重選手は語り、完全なコンディションではなかったことを明かした。

金メダルを目指した攻めのカーブワーク

しかし、あの転倒は頂点を狙うための本気の挑戦の結果でもあった。圧倒的な力を見せつけるジョーダン・ストルツ(米国)とイエニング・デボー(オランダ)の2強を崩すためには、「攻めるカーブワーク」が必須と考え、スピードを殺さないカーブを追求してきた。

北京大会で獲得した銅メダルに満足せず、あくまで金メダルをつかむため、五輪シーズンが深まっても挑戦を続けたのである。

リスク覚悟の戦略も及ばず、悔い残る結果に

「もう一押しというか、詰めが甘かった」と森重選手は振り返る。リスクを承知の上での挑戦だったが、実を結ばなかった。トップから0秒85遅れた10位という結果は、悔いを残すものとなった。

五輪という大舞台で、自らの限界に挑んだ森重選手の姿は、多くのファンに印象を残した。負傷からの回復が完全でなかった中でも、最高峰を目指す姿勢は称賛に値する。

今後の活躍に期待がかかる中、この経験を次へのステップとして生かすことが求められる。