自民党の参院議員で構成される「参院自民党憲法改正実現議員連盟」が22日、正式に発足した。高市早苗首相(党総裁)は憲法改正に強い意欲を示しているものの、参院では自民党は過半数を割り込んでいる。さらに、同じ自民党内でも衆院と参院の間で改憲項目の優先順位に温度差が存在することから、参院として主導権を奪われないよう議論を加速させる狙いがある。
設立総会に80人以上が参加
国会内で開催された設立総会には80人以上の議員が集まった。会派所属の101人のうち、9割以上が参加の意向を示しているという。議連会長には、党憲法改正推進本部長を務める中曽根弘文氏が就任した。中曽根氏は「憲法改正の運動を参院から後押しし、一日も早く実現したい」と述べ、参院からの改憲推進を呼びかけた。
勉強会や全国展開も計画
この日は、政治学者の北岡伸一・東大名誉教授が憲法の制定過程や改憲議論の歴史的経緯について講演を行った。議連は今後、毎月の勉強会を開催するほか、全国各地での勉強会も検討している。総会には麻生太郎副総裁も招かれ、今後の活動に期待を示した。
高市首相はこれまで「憲法改正、時は来た」と強調してきたが、与党内でも改憲の優先項目をめぐって意見が分かれており、特に緊急事態条項の導入などが焦点となっている。参院での議論加速が、今後の改憲プロセスにどのような影響を与えるか注目される。



