衆参正副議長、皇族数確保策を協議 8日に「立法府の総意」案提示へ
衆参正副議長、皇族数確保策協議 8日総意案提示へ

衆参両院の正副議長は5日、東京都内の衆院議長公邸で会談し、安定的な皇族数確保に向けた取りまとめ案について協議した。関係者の話で明らかになった。今回で3回目の協議となり、2つの主要案を基本的に受け入れる方向で調整が進められている。

2案の骨子と調整状況

協議の対象となっているのは、「女性皇族が結婚後も皇族としての身分を保持する案」と「旧11宮家の男系男子を養子として迎える案」の2案。4者の間でこれらを基本的に容認する方向で一致しつつある。合意に至れば、8日に衆参両院の全13党派が出席する全体会議を開催し、「立法府の総意」として正式に提示される見通しだ。

参加者とこれまでの経緯

会談には、衆議院の森英介議長、石井啓一副議長、参議院の関口昌一議長、福山哲郎副議長が参加。4者は5月27日と6月2日にも協議を行ったが、結論には至っていなかった。自民党出身の森議長が原案を提示し、2日には一部修正を加えた改訂案が示された。参院野党第1党の立憲民主党からは批判的な意見が上がっており、同党出身の福山副議長が中心となって調整を続けてきた。

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取りまとめ案の詳細

取りまとめ案では、現在の女性皇族が経過措置として皇室に残るかどうかを選択できる仕組みが盛り込まれる見通し。女性皇族の「配偶者や子への身分付与」については直接的な言及を避けつつ、状況に応じて必要な措置を取るという検討条項を、付則と付帯決議の両方に明記する案が提示されている。

養子縁組と皇位継承

現行の皇室典範が禁じている養子縁組については、慎重な意見を踏まえ、必要があれば「一定年数ごと」に見直すとの検討条項が盛り込まれる見通し。また、安定的な皇位継承を確保するための方策についても、引き続き議論を続けるとの文言を付帯決議に含める考えが示されている。

今回の協議は、皇室の安定的な維持と皇位継承の将来像をめぐる重要な一歩として注目される。今後の全体会議での議論と、各党の対応が焦点となる。

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