小泉進次郎防衛相は5日、来日中のインドネシアのシャフリィ国防相と都内で会談し、海上自衛隊の「あさぎり」型護衛艦について、退役後にインドネシアへ輸出するための議論を開始することで一致した。
防衛装備協力の具体化へ
防衛省によると、シャフリィ氏は会談で、あさぎり型護衛艦の輸出を含む防衛装備・技術協力を「具体化したい」と述べた。両氏は、輸出に合わせて教育訓練や維持整備、運用面を含めた包括的な議論を開始することで合意したという。
あさぎり型護衛艦の現状
あさぎり型護衛艦は全6艦あり、いずれも就役から30年以上が経過している。防衛省は今後、これらを順次退役させる予定であり、退役後の有効活用として輸出が検討されている。
政府は4月に防衛装備移転三原則を改正し、武器輸出を全面的に解禁した。これにより、殺傷能力のある武器を含む防衛装備の移転が可能となり、今回の護衛艦輸出もその一環とみられる。
日本はこれまで、東南アジア諸国への防衛装備移転を積極的に進めており、インドネシアは重要なパートナーの一つである。今回の合意は、日インドネシア間の防衛協力をさらに強化するものと期待される。



