国民民主党が「特別市」制度の設置を提言 人口100万人以上で移行可能に
国民民主党は4月22日、大都市の新たな制度として「特別市」の設置を求める提言を正式に発表しました。この提言では、人口が100万人以上の政令指定都市などが特別市へと移行できる道筋を明確に示しています。これは、現在の政令指定都市と都道府県による二重行政の問題を解消することを主な目的としています。
自民党と日本維新の会の「副首都」構想に対抗する対案
今回の提言は、自民党と日本維新の会が共同で進めている「副首都」構想の法案骨子に対する明確な対案として位置づけられています。国民民主党は、特別市制度を通じて、大都市の行政効率化と地域主権の強化を図り、政治的な論戦を活発化させる意図があります。
提言の内容によれば、特別市と都道府県の間では、事務権限の移譲と適切な税源配分が行われることが明記されています。これにより、特別市が都市圏の「ハブ」として機能し、周辺の市町村と連携しながら、都市機能の集約を実現できるとしています。
人口基準を引き下げてより現実的な案に
国民民主党は昨年12月に、特別市の条件として「人口おおむね150万人以上の政令市など」とする法案骨子を作成していましたが、今回の提言ではこの人口基準を100万人以上に引き下げました。これにより、より多くの都市が特別市への移行を検討できるようになり、制度の実現可能性が高まると見られています。
玉木代表は、4月5日の党大会終了後の記者会見で、この提言の重要性を強調していました。特別市制度は、地方自治の在り方を見直し、大都市の課題に効果的に対応するための重要な一歩であると述べています。
今後、この提言を基に、国会での議論が本格化することが予想されます。特別市制度の導入は、日本の地方行政の大きな転換点となる可能性を秘めており、各党の対応が注目されます。



