ブルガリア議会選挙が投票開始、親ロシア派野党が優勢に
東欧ブルガリアの議会(一院制、240議席)選挙の投票が4月19日、首都ソフィアをはじめ全国で開始されました。今回の選挙は、2021年以降政権が安定せず繰り返されてきた議会選の8回目にあたります。世論調査によると、ロシアに融和的な姿勢を示すラデフ前大統領が率いる中道左派の野党連合「前進するブルガリア」(PB)が第1党を獲得する勢いですが、いずれの政党も過半数に達しない見通しです。
世論調査でPBが約30%、連立協議が焦点に
最新の世論調査では、得票率はPBが約30%と予想されており、ボリソフ元首相率いる中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民」(GERB)を中心とする連合が約20%で続いています。しかし、どの政党も単独で過半数を獲得する可能性は低く、選挙後の連立協議が政治の行方を左右する重要なポイントとなりそうです。
ラデフ前大統領は、ウクライナへの軍事支援に消極的な立場を取っており、ロシアとの対話や外交的解決の必要性を強く主張しています。この姿勢は、ウクライナ侵攻をめぐる国際社会の分断を背景に、国内で一定の支持を集めていると見られます。
政情不安が続くブルガリア、8回目の議会選
ブルガリアでは近年、政治的不安定が続いており、短命政権が繰り返される状況が続いています。今回の選挙も、その流れの中で実施されるもので、有権者は新たな政治的安定を求めて投票に臨んでいます。投票は全国で行われ、首都ソフィアでは早朝から有権者が投票所に足を運ぶ姿が見られました。
選挙結果は、今後の外交政策、特にウクライナ侵攻をめぐる欧州連合(EU)との連携やロシアとの関係に大きな影響を与える可能性があります。国際社会からも注目される中、投票は順調に進められ、開票作業が待たれています。



