アニメ「機動戦士ガンダム」の球形ロボット「ハロ」が宇宙へ 国際宇宙ステーションでの自律動作実験プロジェクト始動
茨城県つくば市に本拠を置く宇宙スタートアップ企業「スペースエントリー」は4月7日、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのメカニックデザインで知られる大河原邦男氏がデザインを手がけた球形ロボット「みんなのハロ」を国際宇宙ステーション(ISS)に送り込む画期的なプロジェクトを開始すると正式に発表しました。同社は年内にロボットの完成を目指し、来年春までに打ち上げを実現させたいと強く意気込んでいます。
宇宙環境での自律動作データ収集を目的に
このプロジェクトでは、ISS内の日本実験棟「きぼう」に「みんなのハロ」を滞在させ、無重力状態を含む宇宙環境においてロボットが自律的に動作するための貴重なデータを収集することが主要な目的となっています。ロボット本体は直径21センチのアルミニウム製で、軽やかにふわふわと動き回る設計が特徴です。周囲に障害物が存在する場合には、それを正確に識別して自動的に停止する機能を備えています。
さらに、発光ダイオード(LED)で構成された目は、点滅パターンによって一定の意思表示を行うことが可能です。これにより、宇宙飛行士との基本的なコミュニケーションや、ロボット自身の状態表示が期待されています。宇宙空間におけるロボット技術の応用可能性を探る上で、極めて重要な実証実験となる見込みです。
クラウドファンディングで開発資金を募集
スペースエントリー社は、この野心的なプロジェクトの開発費用を賄うため、4月14日午前7時からクラウドファンディング(CF)を開始することを明らかにしました。一般からの幅広い支援を呼びかけ、宇宙開発の新たな挑戦に多くの人々が参加できる機会を提供します。プロジェクトの成功は、民間企業による宇宙利用の拡大と、ロボット技術の宇宙応用における重要なマイルストーンとなる可能性を秘めています。
同社関係者は「アニメの世界で親しまれてきたキャラクターが、実際の宇宙空間で活躍する日が近づいています。このプロジェクトを通じて、宇宙開発への一般の関心を高め、未来の技術革新に貢献したい」と熱く語っています。来春の打ち上げ実現に向けて、今後も詳細な準備が進められる予定です。



