G7、重要鉱物の供給網強化で結束 中国依存脱却へ資金支援議論
G7、重要鉱物の供給網強化で結束 中国依存脱却へ (18.04.2026)

G7が重要鉱物の供給網強化で結束 中国依存からの脱却へ具体的議論始まる

先進7カ国(G7)は4月17日(日本時間18日)、米国ワシントンで重要鉱物をテーマとした財務相会合を開催した。会議では、中国産への依存が深刻な課題となっている重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強化について、参加各国が緊密な連携の必要性で認識を共有した。特に、中国が経済的威圧手段として重要鉱物を利用している現状を踏まえ、国際的な供給体制の抜本的見直しが急務であるとの共通理解が形成された。

日本が共同議長として主導的役割 中国の「武器化」戦略に警鐘

今年のG7議長国であるフランスとともに日本が共同議長を務めた今回の会合では、中国による重要鉱物の「武器化」が主要な議題となった。片山さつき財務相は会議後の記者会見で、「日本は中国による重要鉱物の武器化に長年さらされてきた」と指摘。特にレアアース(希土類)の輸出規制を通じた揺さぶりが顕著であることを強調し、供給網の多様化が日本と生産国の双方にとって重要な意義を持つと訴えた。

会議にはG7各国に加え、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル、インド、インドネシアといった主要な鉱物生産国も参加。先進国による資金支援の具体的な枠組みについて活発な議論が交わされた。現在、レアアースを産出できる国は複数存在するものの、中国は低賃金労働や緩やかな環境規制を背景に圧倒的に安価な供給を実現しており、価格競争力の面で他国が対抗できない状況が続いている。

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供給網強靱化へ国際協調の道筋 今後の焦点は日本のリーダーシップ

世界各国の企業が中国産重要鉱物への調達依存から脱却するためには、以下のような多角的な取り組みが不可欠であると確認された。

  • 生産国への技術支援と投資促進による供給源の多様化
  • 環境・社会面での持続可能な採掘基準の国際的な統一
  • 緊急時の備蓄体制の構築と情報共有ネットワークの強化

今回の会合で一致したサプライチェーン強靱化の具体化に向け、日本がどの程度主導的役割を果たせるかが今後の重要な焦点となる。片山財務相は、「安定した供給網の構築は、経済安全保障の観点からも喫緊の課題である」と述べ、継続的な国際協調の重要性を改めて強調した。G7各国は今後、生産国との連携をさらに深化させ、中国依存からの脱却を目指す具体的な行動計画の策定に着手する見通しだ。

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