フランス南部で開催された第79回カンヌ国際映画祭において、審査員特別大賞を受賞した映画「ミノタウロス」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督が、23日の授賞式でロシアのプーチン大統領に対し、ウクライナ侵攻の終結を強く訴えました。監督はロシア出身ですが、侵攻を批判し現在はフランスで暮らしています。英BBC放送ロシア語版などが伝えています。
監督の訴え
監督はロシア語で「何百万人もの人々が夢見ているのは、数え切れないほどの殺りくが止まることだ」と指摘し、「止められるのはロシア大統領、あなただけだ。戦争を終わらせることを世界中が待っている」と力を込めて語りました。この発言は、会場から大きな拍手を浴びました。
映画祭の反応
カンヌ映画祭では、ウクライナ情勢に関連した政治的メッセージが近年増えており、今回の監督のスピーチもその一環とみられます。映画祭側は、芸術の自由を尊重し、監督の発言を支持する姿勢を示しています。
一方、ロシア政府からは公式な反応はまだ出ていませんが、ロシア国内の一部メディアはこの発言を批判的に報じています。監督の作品はロシア国内でも上映されており、今後の反応が注目されます。



