27日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は反発し、前日比182.60ドル高の5万0644.28ドルで取引を終えた。終値としての最高値を更新した。米国とイランの戦闘終結に向けた協議に注目が集まる中、原油相場の下落を好感した買い注文が優勢だった。
原油下落が買い材料に
ホルムズ海峡での商業航行を1カ月以内に交戦開始前の水準に戻すと伝えたイラン国営メディアの報道が材料視された。これにより原油供給懸念が和らぎ、原油先物価格が下落。株式市場ではエネルギーコスト低下が企業業績を押し上げるとの期待から買いが入った。
ただ、米側はこの報道を否定したため、買い一巡後は伸び悩んだ。市場ではイラン情勢の不透明感が依然として残っており、慎重な見方も広がっている。
ナスダックも続伸、最高値更新
ハイテク株主体のナスダック総合指数は5営業日続伸し、18.55ポイント高の2万6674.73と、終値の最高値を更新した。半導体株や大型テクノロジー株が買われ、指数を押し上げた。
市場関係者は「原油安が景気懸念を後退させたが、イラン問題の行方次第では再び変動する可能性がある」と指摘している。



