米NSA、最新AI「クロード・ミトス」使用か 安保リスク指定企業開発の技術に注目
米ニュースサイトのアクシオスは19日、国防総省傘下で世界的な通信傍受を担う国家安全保障局(NSA)が、米新興企業アンソロピックが開発した生成人工知能(AI)の新型モデル「クロード・ミトス」を使用していると報じた。この報道は、最先端技術を巡る安全保障上の議論を新たに浮上させている。
安保リスク指定企業の技術活用
アンソロピックは、トランプ政権によって安保上のリスクに指定され、政府調達からの排除が決定されている企業だ。しかし、NSAが同社のAIモデル「ミトス」をどのように活用しているかは明らかになっていない。関係者によれば、NSAは最先端技術の活用を優先しており、ミトスが国防総省内でも広く使用されている可能性が示唆されている。
ホワイトハウスでの協議と技術の特徴
ベセント財務長官とワイルズ大統領首席補佐官は17日、アンソロピックのアモデイ最高経営責任者(CEO)とホワイトハウスで会談を行った。この会談では、政府内でのミトスの利用や同社の安全対策について協議がなされたという。アンソロピックは今月、基本ソフト(OS)などの脆弱性を特定する能力が高いとされるミトスを発表したが、不正利用への懸念から一般公開は見送られ、限定的な提供にとどめている。
この動きは、AI技術が国家安全保障に与える影響に対する政府の慎重な姿勢を反映している。NSAによるミトスの使用は、安保リスク指定企業の技術を活用する際の法的・倫理的課題を浮き彫りにしており、今後の政策や規制の行方に注目が集まっている。



