パレスチナ自治区ガザの保健当局は2026年4月25日、昨年10月に停戦が発効してからの死者が809人に達したと発表した。過去24時間だけでも13人が死亡しており、停戦後もイスラエル軍による攻撃が続いている実態が浮き彫りとなった。
停戦後も続く攻撃
イスラエル軍は停戦発効後もガザ地区の半分以上を支配下に置き、散発的な攻撃を継続。犠牲者の増加に歯止めがかからない状況だ。パレスチナ通信によると、24日には北部ガザ市で無人機攻撃により複数の死傷者が出たほか、南部ハンユニスでも砲撃が行われた。
イスラエル軍はガザ市での攻撃について、「部隊の近くで武装したイスラム組織ハマスの戦闘員を確認したため、脅威を排除した」と主張している。
人道状況の悪化
ガザでは停戦後も物資の搬入が厳しく制限されており、人道状況は大きく改善されていない。国連人道問題調整室(OCHA)は、多くの家族が依然として避難生活を強いられ、飲料水も人道支援に頼っていると指摘。「基本的な生活必需品すら購入できない住民も多い」と訴えている。
累計死者数
ガザ保健当局によると、2023年10月の戦闘開始以降の累計死者数は7万2585人に上る。停戦合意後もイスラエル軍の攻撃が続く中、国際社会からの停戦履行を求める声は強まっている。



