インドでは連日、気温が45度前後まで上昇する厳しい暑さが続いている。今年4月下旬には、世界で最も気温が高い上位50都市をインドが独占する事態となった。この異常な高温は停電の原因となり、森林火災も発生。熱中症のリスクが高まっていることから、モディ首相自らが国民に注意を呼びかけている。
各国要人も驚く酷暑
インドの首都ニューデリーを訪れたルビオ米国務長官は、今月23日に行われた米大使館新館の落成式で「暑いから記者会見は手短にしたい。私は温暖な米南部マイアミ出身なんだが…」と冗談を交えて語った。また、同じくニューデリーを訪問した茂木敏充外相も、外務省のX(旧ツイッター)に投稿するために路上で撮影した動画の中で「とっても暑いです」と苦笑いを見せた。
高温ランキングでインドが席巻
インドでは例年4月から6月にかけて猛烈な暑さとなるが、今年は特に深刻だ。大気データを測定しているインド企業の調査によると、今年4月27日時点で、世界の高温上位50都市はすべてインド北部および西部に集中していた。
酷暑による影響
酷暑の影響は多方面に及んでいる。北部のヒマチャルプラデシュ州では大規模な森林火災が発生。ロイター通信によると、電力需要の急増により停電が頻繁に起こり、「在宅勤務もままならない」と市民の声が伝えられている。こうした状況を受け、インド政府は熱中症対策の強化を進めている。



