中国野生動物保護協会は24日、米南部ジョージア州アトランタの動物園に対して、ジャイアントパンダ2頭を貸与することを正式に発表した。この動きは、トランプ米大統領が5月に予定している訪中を目前に控え、両国間の関係改善を意図したものと見られている。
パンダ外交の新たな展開
中国はこれまでもパンダを外交カードとして活用してきた。2024年には、習近平国家主席が約6年半ぶりに訪米した翌年、ワシントンなどの動物園に計4頭のパンダを貸与している。今回のアトランタ動物園への貸与は、中国側が同園と10年にわたるパンダ保護の共同研究を開始する計画の一環でもある。
国際的なパンダ貸与の動き
習指導部はパンダを外交戦略の重要な要素として位置づけており、昨年から今年にかけては、フランスや韓国の大統領が訪中した際に、新たなパンダのつがいを貸し出す構想が明らかになっている。このような動きは、中国がパンダを通じて国際関係の強化を図っていることを示している。
一方、日本では今年1月に2頭のパンダが中国に返還され、約半世紀ぶりに国内からパンダがいなくなる事態となった。日本のパンダファンにとっては寂しいニュースとなったが、中国のパンダ外交は世界各地で新たな展開を見せている。



