トヨタ自動車は5日、米国で生産するセダン「カムリ」を「逆輸入」し、今秋にも国内で販売を開始する方針を明らかにした。日本仕様に合わせて右ハンドルに変更し、年間1万台の販売を目指すという。
背景と詳細
トヨタの中島裕樹副社長が、静岡県の富士スピードウェイで開催中の「スーパー耐久シリーズ(S耐)」のイベントで発表した。6月末までに国土交通省から認証を取得する見通し。価格については現時点では明らかにされていない。
非関税障壁への対応
米国産の車を巡っては、トランプ米大統領が日本に輸入する際に必要な追加試験を「非関税障壁」と批判していた。今回の逆輸入は、米国の貿易赤字を縮小する措置として注目を集めている。
日本政府は日米関税合意に向けた交渉を進めており、豊田章男会長も関税見直しに期待を示している。トヨタは今後、他の車種でも逆輸入を検討する可能性がある。
カムリは北米市場で人気のセダンで、トヨタの米国工場で生産されている。日本市場では同クラスの競合車種が多く、販売戦略の一環として位置づけられる。



