井村屋、あずきバー新工場を本社敷地内に建設 年間4億本生産へ
井村屋、あずきバー新工場建設 年間4億本生産目指す

食品・菓子メーカーの井村屋が、看板商品「あずきバー」の新工場を三重県津市の本社敷地内に建設した。既存工場の1.3倍の生産能力を持ち、今月上旬の稼働を前に5日、報道陣に公開された。

新工場の概要

新工場は「アイスFACTORY」と名付けられ、鉄骨造り2階建てで延べ約2280平方メートル。既存工場と隣接しており、電力や蒸気などの既存設備を活用できる。あずきバーの工場建設は1987年完成の既存工場以来で、設備投資額は約40億円に上る。

あずきバーの歴史と特徴

あずきバーは「ぜんざいを凍らせたようなアイス」を目指して1973年に発売。あずき、砂糖、水あめ、食塩のみのシンプルな原料が特色で、近年の猛暑の影響もあり販売本数が順調に増加している。2019年度には2億5400万本、2021年度には3億本、前年度は3億3500万本を販売。消費者の好みの変化に合わせ、砂糖を減らして甘さを抑えたため、当初よりも硬い食感になっている。

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生産課題と新工場の効果

需要が7月から9月に集中するため、生産の瞬発力が課題だった。新工場は生産能力の向上に加え、人員を抑えることができ、余剰人員を箱詰めラインの多重化などに振り向ける効果も期待される。年間4億本の販売を目指す井村屋グループの大西安樹社長は「風味や粒感を守りながら、たくさんのお客様の笑顔をつくりたい」と語った。

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