トヨタ、水素エンジン車に超電導モーター搭載し世界初のレース参戦へ
トヨタ、水素エンジン車に超電導モーター搭載し世界初のレース参戦

トヨタ自動車は5日、超電導モーターを搭載した車両で、世界で初めてレースに出場すると発表した。水素エンジン車の特性を生かし、超電導の小型モーターを採用。燃料タンクの容量を増やすことができ、水素エンジン車の課題である1回の走行距離を延ばすことが可能となる。

水素エンジンカローラで挑む世界初の試み

使用する車体は、一般販売を目指して開発中の「水素エンジンカローラ」。5日と6日に富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催される日本最大級の草の根レース「スーパー耐久シリーズ(S耐)」の24時間レースに出場する。

トヨタは水素を燃料とするカローラで2021年からS耐に参戦している。2022年までは気体水素を使用し、2023年からはエネルギー密度が高い液体水素に切り替え、走行距離を延ばす努力を続けてきた。過酷なレース環境を通じて技術改良を重ねている。

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超電導モーターの仕組みと利点

超電導は、超低温環境下で電気抵抗がゼロになり、無駄なく電気を利用できる技術。タンク内の液体水素はマイナス253度に保たれており、トヨタはこの環境を活用した超電導の小型モーターを京都大学と共同開発した。タンク内にモーターと関連機器を収めることで、タンク容量を従来比30%超の300リットルに増加させた。

燃料増加により、走行距離の延長が期待される。トヨタはこの技術を実戦で試し、さらなる改良を進める方針だ。

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