千葉県は22日、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)を規制する条例の骨子案を、県庁で開かれた検討会議の初会合で提示した。骨子案では、県全域で出力1000キロワット以上の大規模施設を対象に許可制を導入し、事業者側の遵守すべき基準を広範囲に定めている。
骨子案の概要
条例の目的は、災害の発生防止、環境保全、地域と共生した施設の導入を図ることとしている。事業者側の遵守事項は以下の6項目を挙げている。
- 防災上の措置
- 安全性の確保
- 周辺環境の保全
- 周辺地域の景観との調和
- 施設の維持管理
- 廃止に向けた措置
大規模施設(出力1000キロワット以上)の設置には知事の許可が必要となる。許可条件は以下の3点である。
- 設置管理の計画の審査
- 設置から廃棄までを継続して行う資金計画などの確認
- 事前の住民説明会の開催
専門家の意見
会合では、専門家の委員から「自然や景観の保全などで設置すべきではない地域をあらかじめ示しておくべきだ」といった意見が出された。座長を務める鈴木庸夫・千葉大名誉教授(行政法)は、許可制について「規制として厳しく、全国的に見ても先進的になる」と評価した。
全国の状況
県によると、太陽光発電施設に関する条例は全国で9県にある。区域を限定せずに許可制を導入する条例を制定すれば、都道府県では初めてとなるという。
今回の骨子案は、2026年5月23日現在のもので、今後さらに議論を重ねて条例化を目指す。



