大阪府泉佐野市は29日、いわゆる「空飛ぶクルマ」の発着場所を整備するための調査費を、2026年度一般会計補正予算案に盛り込む方針を明らかにした。観光や災害時の活用を見据えた検討経費などと合わせ、300万円を計上する。
発着場所はりんくうタウンを想定
市によると、発着場所は市内の「りんくうタウン」エリアを想定している。将来的には関西の観光地への移動手段としても活用できる可能性があり、市は積極的に活用方法を検討したいとしている。
予算案の内容
補正予算案には、発着場所設置に向けた調査費に加え、騒音対策や安全性といった懸念事項の調査費用も含まれている。市は、空飛ぶクルマの実用化に向け、地域の理解を得ながら段階的に整備を進める方針だ。
千代松大耕市長は取材に対し、「大阪・関西万博の開催も見据え、新たな交通手段としての可能性を探りたい」と述べ、観光振興や災害時の迅速な移動手段としての活用に期待を示した。
空飛ぶクルマは、近年世界各国で開発が進む次世代モビリティであり、日本でも2025年の大阪・関西万博でデモ飛行が予定されている。泉佐野市の取り組みは、万博後の実用化を見据えた先進的な試みとして注目される。



