NY原油、大幅続落で98ドル台に 供給回復観測が売りを加速
2026年5月20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所において、原油先物相場は大幅な続落を示した。指標となる米国産標準油種(WTI)の7月渡しは、前日比5.89ドル安の1バレル=98.26ドルで取引を終了した。この下落は、トランプ米大統領がイランとの交渉について「最終段階」にあると述べたとの報道を受けたものである。
供給回復期待が売りを誘発
市場では、ホルムズ海峡の航行再開により原油供給が回復するとの観測が強まり、売り注文が膨らんだ。ロイター通信によれば、イラン側も周辺国と協力して安全な海上輸送のための枠組み整備に応じる用意があると表明しており、中東情勢の緊張緩和への期待が広がっている。これにより、供給懸念が後退し、価格を押し下げる要因となった。
先行き警戒感も根強い
しかしながら、市場では依然として先行きを警戒する見方も根強く、相場の下支え要因として作用している。地政学的リスクや需給バランスの不透明感から、今後の価格変動に注意が必要である。



