岸田首相は2日の記者会見で、人工知能(AI)に関する規制法案を今国会に提出する方針を明らかにした。AIの急速な発展に伴うリスクに対応しつつ、国際競争力を強化するため、規制と促進のバランスを取る内容となる見通しだ。
法案の概要
政府関係者によると、法案はAIの開発・利用に関する基本的なルールを定め、特に高リスクとされる分野での規制を強化する。一方で、スタートアップや研究開発を促進するための支援策も盛り込まれる。首相は「AIは経済成長や社会課題の解決に不可欠な技術だ。安全・安心なAI社会の実現に向け、責任ある形で活用を進める」と述べた。
国際的な動向
欧州連合(EU)がAI規制法を先行して成立させるなど、国際的な規制の流れが加速している。日本もこれに追随する形で、年内の法案成立を目指す。首相は「国際的なルールづくりに積極的に貢献し、日本の技術力を活かしたAI戦略を推進する」と強調した。
- 高リスクAIへの厳格な規制
- 透明性と説明責任の確保
- 研究開発支援と人材育成
- 国際協調の推進
与党内では規制強化による産業への影響を懸念する声もあるが、政府は「適切な規制がイノベーションを促進する」と説明。今後の国会審議で具体的内容が詰められる。



