パリ・ファッションウィークで日本勢が存在感、独自の創造性を強調
パリFWで日本勢が存在感、独自の創造性を強調

2026年秋冬パリ・ファッションウィーク(PFW)が3月上旬に開催され、日本の有力ブランドが公式スケジュール内でショーを実施し、その存在感を強く印象づけた。日本勢の特徴は、流行に左右されることなく、独自のクリエーションを貫く姿勢にある。

ヨウジヤマモト:日本文化を大胆に打ち出す

ヨウジヤマモトは、一目でそれと分かる着物や羽織、大きな帯をモチーフにしたジャケットやドレスを披露。シューズには鼻緒のようなモチーフが施され、BGMには昭和歌謡が流れた。パリで長年にわたり活動してきた大御所デザイナー山本耀司が、ここまで「日本」を前面に押し出すのは極めて異例のことだ。

ジュンヤ・ワタナベ:アッサンブラージュ・アート・クチュール

ジュンヤ・ワタナベのテーマは「アッサンブラージュ・アート・クチュール」。これは芸術用語で、異なる素材を組み合わせる手法を指す。ドレスは多種多様な素材の生地で仕立てられ、さらに三角定規やアンディ・ウォーホルの代表作であるマリリン・モンローのシルクスクリーンなどが貼り付けられていた。デザイナーの渡辺淳弥は「既存の服作りの概念にとらわれず、純粋な創造衝動から生まれるフォルムを探求している。日常を取り巻く社会環境を、素材そのものを直接的に提示した」とコメントしている。

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イッセイミヤケ:和紙と漆の融合

イッセイミヤケは、ゆったりとしたドレスに赤や青の硬質なビスチェやコルセットを合わせた。和紙を素材に3Dプリンターで成形し、それを京都の職人が漆で塗り固めたユニークなアイテムを披露。デザイナーの近藤悟史は「こんな作品をずっと作りたかった。和紙に漆という素材は持続可能性もあり、古くて新しい」と語った。

アンリアレイジ:攻殻機動隊とのコラボレーション

アンリアレイジは、アニメ「攻殻機動隊」との協業を発表。詳細なコレクション内容は有料会員限定で公開されている。

このように、日本のブランドはそれぞれの個性を活かし、伝統と革新を融合させたデザインでパリのファッションシーンに新たな風を吹き込んだ。

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