京都三大祭りの一つである「葵祭」が十五日に開催されるのを前に、そのヒロインを務める斎王代が身を清める「御禊の儀」が四日、京都市左京区の下鴨神社で執り行われた。
五月晴れの下での神聖な儀式
この日は五月晴れの好天に恵まれ、第六十八代斎王代を務める同志社大学四年の塩見真桜さん(二十一)が、重厚な十二単の装束に身を包み、境内に設けられた御手洗池のほとりに静かに座った。彼女は両手の指先をそっと水に浸し、心身を清める神聖な所作を行った。
続いて、竹製の斎串に息を吹きかけ、池のそばに架かる橋の上から川へと流し、自らのけがれをはらった。この一連の動作は、古来より伝わる清めの儀式として、葵祭の重要な前段階とされている。
塩見さんの決意
儀式を終えた塩見さんは、「本祭に向けて準備が整っていったと感じました。万全な体調で本番に臨むことができるよう、気を引き締めてまいります」と、力強い意気込みを語った。
御禊の儀は、上賀茂神社と下鴨神社で一年交代で行われており、今年は下鴨神社がその役割を担った。



