世界有数の美術館である米ニューヨークのメトロポリタン美術館(MET)が、日本の服飾デザイナー、廣川玉枝さんの作品を収蔵することが26日、明らかになった。廣川さんは、歌手レディー・ガガさんの衣装などを手がけた独創的なデザインで注目を集めている。収蔵作品は5月10日から始まる「コスチューム・アート展」で一般公開される予定だ。
人体工学を取り入れたデザイン
廣川さんは、人体工学の考え方をデザインに積極的に取り入れており、今回の収蔵は、彼女の作品が歴史的かつ芸術的価値を持つアートとして認められたことを意味する。コスチューム・アート展は来年1月10日まで開催され、アートとしてのファッションや衣装と、それをまとう身体のつながりをテーマとしている。
展示される代表作「スキンシリーズ」
展示される作品の中には、廣川さんの代表作である無縫製ニット「スキンシリーズ」のボディスーツなど、少なくとも7点が含まれている。このシリーズは「第二の皮膚」を目指したもので、その革新的な技術と芸術性が高く評価されている。
廣川玉枝さんの経歴
廣川さんは神奈川県藤沢市出身。2006年に独立し、自身のブランド「SOMARTA」を立ち上げた。これまでに、東京オリンピック・パラリンピックの表彰台ジャケットや、大阪・関西万博ではアンドロイドの衣装を手がけるなど、幅広い分野で活躍している。今回のMETへの収蔵は、彼女のキャリアにおける大きな節目となる。



