岐阜城を拠点に天下統一を目指した戦国武将・織田信長の生誕500年(2034年)に向け、信長とその弟で茶人として知られる織田有楽斎(うらくさい)の功績を広く伝えるための「織田家顕彰奉賛会」が発足した。同奉賛会は、戦国時代に革新と挑戦を体現した信長の精神を岐阜の誇りとして次世代に継承し、地域文化の振興を図ることを目的としている。
発会式に約150人が参加
3月、信長の菩提寺である崇福寺(岐阜市長良福光)で開かれた発会式には、地域住民ら約150人が参加。会長に就任した俳優で岐阜市出身の伊藤英明さんのビデオメッセージが流され、「岐阜には世界に誇る文化がある。岐阜から日本へ、日本から世界へ、日本の誇りを発信していきたい」と述べた。
記念講演と茶会も開催
発会式では「織田信長と豊臣兄弟」と題した記念講演が行われたほか、茶席が設けられ、参加者らは抹茶と焼き菓子を味わい、香木の香りを楽しんだ。奉賛会では今後、信長や織田家に関する座学講座やフィールドワークを開催する予定だ。
織田家18代当主の信孝さんと、織田有楽流宗家17代家元の宗裕さんが名誉顧問を務める。事務局次長に就いた林憲和さん(68)は「信長が愛したのはお茶やお香だけではない。能や刀剣など様々な文化を取り入れた『信長ワールド』のようなものを展開したい」と話した。



