愛知・西尾市、外国人住民向け生活オリエンテーション開始 ごみ出しルールや町内会活動を対面説明
愛知・西尾市、外国人住民向け生活オリエンテーション開始

愛知県西尾市は2026年4月から、市内に転入する外国人住民を対象に、ごみ出しなどの生活ルールや町内会の役割を担当者が対面で説明する「生活オリエンテーション」を開始した。外国人住民が増加する一方、高齢化に伴い町内会役員の担い手不足が課題となっており、外国人住民にも地域の一員として町内会活動への理解を深めてもらう狙いがある。

生活オリエンテーションの概要

3日の市議会定例会の一般質問で、市側が説明した。地域の住民で構成する自治組織の町内会は、防犯や防災、ごみステーションの管理、市広報の配布や行政情報の周知、住民の交流を促すイベントの開催などの活動を担っている。市によると、直近5年間の町内会への加入率は、2021年の81.5%から2025年の79.9%へと微減で推移している。各地域で役員の担い手が不足する一方、市内で増加する外国人住民や若い日本人住民の中には未加入の世帯も目立ち、活動の維持や継続が難しくなっている町内会もある。

実施内容と目的

生活オリエンテーションは、外国人住民が転入する際、生活習慣の違いから近隣トラブルになりがちなごみ出しのルールや騒音に関する注意点などを伝えるため、市民課と地域つながり課が連携して実施する。生活や防災に関する情報を届ける外国人住民向けのYouTubeやFacebookの市公式チャンネルへの登録も促すほか、町内会の活動を紹介するチラシも提示して加入を検討するように呼びかける。

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市の見解と今後の展望

味岡淳市民部長は、市内で長く暮らす外国人住民の中には町内会役員や班長を務める人が増える傾向にあることにも触れ、「外国人住民を支援する対象として捉えるだけでなく、地域を支える貴重な人材として生かすまちづくりを推進する」と答弁した。市内では5月1日現在、人口16万8705人のうち、外国人住民は7.8%の1万3129人となっている。

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