福島・国見町産春菊の新たな魅力 パスタソース「春菊ジュノベーゼ」共同開発
福島産春菊の新たな魅力 パスタソース「春菊ジュノベーゼ」開発

福島・国見町産春菊の新たな可能性を引き出す共同開発

福島市飯坂町のシェアキッチンHakubaと、同町に位置する三栗野むぎ農園が、国見町産春菊を活用したパスタソース「春菊ジュノベーゼ」を共同開発しています。この取り組みは、春菊の新たな魅力を引き出し、多様な料理での活用を目指すものです。3月下旬に収穫される春菊を使用し、4月の発売を予定しています。

春菊の特徴と栄養価

春菊は、キュウリを収穫した後の畑で「後作」として栽培されることが多く、独特の香りとほろ苦さが特徴です。βカロテンやビタミンC、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれており、「食べる風邪薬」とも呼ばれています。従来は鍋料理の定番として知られ、天ぷらやおひたし、炒め物などで親しまれてきました。

共同開発の背景と試行錯誤

Hakubaは、会員が厨房機器を交代で利用するシェアキッチンとして運営されており、地元農家との連携を通じて、規格外野菜や余剰野菜の活用に積極的に取り組んできました。春菊の可能性をさらに広げるため、昨年11月から両者の試行錯誤が始まりました。その結果、春菊らしいほろ苦さとカシューナッツのコクが見事に調和したソースが完成しました。

ソースの特徴と活用方法

このソースは冷凍状態で販売され、解凍後は以下のような方法で楽しむことができます。

  • ゆでたパスタに合わせて、シンプルなパスタ料理として
  • 和風だし汁などを加えて、和風パスタにアレンジ

Hakubaで12日に開催された試食会では、参加者から「魚やパンの上にのせて食べても合うのでは」「オリーブオイルを加えてはどうか」といった創造的な提案も寄せられ、ソースの多様な活用可能性が示されました。

販売計画と今後の展望

ソースは2パック入りで、価格は千円前後を予定しており、道の駅などを中心に販売される見込みです。三栗野むぎ農園の三栗野万帆さん(49)は、「春菊の可能性を引き出したい」と意気込みを語っています。この取り組みは、地産地消の推進とともに、地域の特産品である春菊の新たな価値を創造する試みとして注目されています。