ナワリヌイ氏不審死から2年、ロシアで追悼の献花 欧州5カ国は毒殺説を支持
ナワリヌイ氏不審死2年、欧州は毒殺説支持 ロシアで追悼 (16.02.2026)

反体制活動家の不審死から2年、ロシア国内外で追悼の動き

ロシアのプーチン政権を批判し続けた反政府活動家、アレクセイ・ナワリヌイ氏が、ロシア北極圏の刑務所で不審な死を遂げてから、16日でちょうど2年が経過しました。この日、支持者たちはモスクワ南東部にあるナワリヌイ氏の墓前に集まり、献花を行いながら静かに追悼の意を表しました。

ロシア政府による反政権活動家への弾圧強化

現在、ロシア政府は反政権的な活動家や市民団体を「過激派」や「テロリスト」と位置づけ、その活動を厳しく制限しています。具体的には、団体の解散命令や事実上の国外追放など、強硬な手段を用いて弾圧を強めている状況です。このような環境下で、ナワリヌイ氏の死は国内外から大きな関心を集めています。

死因を巡る対立:自然死説と毒殺説

ロシア当局はナワリヌイ氏の死因を「自然死」と公式に発表しています。しかし、ナワリヌイ氏の妻であるユリアさんは、夫が殺害されたと強く主張し続けています。この主張を支持する動きとして、英国やドイツを含む欧州5カ国は、今月14日に検体からヤドクガエルに含まれる毒素を確認したと発表し、ナワリヌイ氏が毒殺された可能性が高いとの見解を示しました。

この毒素の発見は、ナワリヌイ氏の死が単なる自然死ではなく、意図的な殺害であった可能性を浮き彫りにしています。欧州諸国によるこの発表は、国際社会におけるロシア政府への疑念をさらに深める結果となりました。

国外での追悼集会と今後の展開

現在、ロシア国外に滞在中のユリアさんは、16日にパリで追悼集会を計画しています。この集会は、ナワリヌイ氏の死の真相を求める国際的な声を結集する場として注目されています。一方、ロシア国内では、政府による反政権活動家への締め付けが続いており、今後も緊張が高まる可能性が指摘されています。

ナワリヌイ氏の死から2年が経過した今も、その死因を巡る論争は解決を見ていません。国内外での追悼の動きとともに、真相解明への要求は今後も続いていくものと見られます。