静岡の春を缶詰に閉じ込めた逸品が登場
駿河湾に春の訪れを告げるサクラエビを、そのままの新鮮さで味わえる「静岡釜揚桜えび缶詰」が、食通たちの間で話題を呼んでいる。開封すると、鮮やかな桜色が宝石のように輝き、豊かな香りが漂う。一口頬張れば、濃厚な甘さが口いっぱいに広がり、春の海の恵みを存分に感じられる一品だ。
素材の味を最大限に活かす製法
この缶詰は、静岡市清水区に本社を置く山梨缶詰が開発し、2024年に商品化した。国内でサクラエビが水揚げされるのは静岡県の2漁港のみという貴重な食材を、「新鮮な味をそのまま届けたい」という思いから生まれた。
製造工程では、釜揚げされたばかりの食感やうまみを缶詰に閉じ込めるため、様々な工夫が凝らされている。
- 味付けは塩のみで、素材そのものの味を引き立てる
- ふんわりとした見た目を崩さないよう、手作業で丁寧に詰める
- 殺菌工程では加熱時間を試行錯誤し、最適な状態を追求
多様な楽しみ方で可能性を広げる
山梨缶詰研究開発部の加藤愛理さんは、この商品について次のように語る。「静岡の漁港へ旅行に来た気分を味わえる商品です。そのまま食べてももちろんおいしいのですが、かき揚げやピザ、炊き込みごはんと、自分なりのアレンジを楽しむことができます」
場所を選ばずに静岡の春を味わえるこの缶詰は、サクラエビの可能性を広げる新たな一品として期待されている。お取り寄せは3缶(税込み2678円、送料別)から受け付けており、注文は同社のウェブサイトで可能だ。
全国各地には郷土色豊かな味覚が数多く存在するが、この「静岡釜揚桜えび缶詰」は、その土地の風土と技術が結晶した「ふるさとの逸品」として、食文化の新たな魅力を発信している。



