富士吉田市の桜まつり中止、観光客7%減も混雑続く オーバーツーリズム対策の効果と課題
富士吉田市の桜まつり中止、観光客7%減も混雑続く

山梨県富士吉田市は、オーバーツーリズム(観光公害)を抑制するため、恒例の桜まつりを今春中止した。その結果、新倉山浅間公園の桜の開花時期における来訪者は、ピークだった2024年と比べて約1万6千人(7%)減少したことが、市の発表で明らかになった。

富士山と五重塔の映えスポットに観光客殺到

新倉山浅間公園は町を一望できる高台に位置し、富士山と五重塔という日本を象徴する風景を同時に楽しめる「映えスポット」として知られている。近年はSNSで「日本らしい絶景」として海外からも注目を集め、春には桜を見に訪れる観光客が加わり、大混雑となっていた。展望デッキにたどり着くまで数時間かかることもあり、交通渋滞やたばこのポイ捨てに加え、一般民家のドアを無断で開けたり、敷地をトイレ代わりに使われるなどのトラブルも報告されていた。

中止の決定と対策

富士吉田市は2月、「受け入れの限界を超えている」として桜まつりの中止を発表。観光情報サイトなどで英語でも中止を周知する一方、周辺に警備員を配置し、交通規制を維持するなどして桜の時期の対策に臨んだ。

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結果と今後の課題

その結果、交通規制期間中の来訪者は減少したものの、依然として多くの観光客が訪れ、混雑は続いている。市は今後もオーバーツーリズム対策を継続し、持続可能な観光を目指す方針だ。専門家からは、入場料の導入や予約制の検討など、さらなる対策が必要との指摘もある。

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