星野リゾート(長野県軽井沢町)が展開する温泉旅館ブランド「界」の新施設「界草津」が7日、群馬県草津町草津に開業する。同社の本格的な温泉旅館としては県内初進出となる。バブル期にリゾート開発が構想されながら長く活用されてこなかった高台の土地に整備され、草津温泉の滞在型観光の新たな受け皿として注目されている。
ブランド最大規模の施設
界草津は国内24カ所目の界ブランド施設で、客室94室、敷地面積11万1800平方メートルはブランド最大規模。草津温泉の湯畑周辺から徒歩で15分ほど離れた草津白根山の麓に位置する。静かな高台の宿と、にぎわいのある温泉街を長さ80メートルの宿泊者専用トンネルで結んだ。
温泉と食事
大浴場には高温・強酸性の「万代鉱源泉」と、やや穏やかな酸性の「西の河原源泉」の2種類の源泉を引き入れた。食事は群馬の食材を生かした鍋やそばなどの会席料理を提供する。
体験プログラム
温泉と並ぶ群馬のもう一つの文化である絹産業に触れてもらおうと、座繰り機を使って繭玉から糸を紡ぐ「上州座繰り」の体験プログラムも用意した。
料金と目標
基本料金は2人1室利用で1泊2食付き9万2千円(税・サービス料込み)からと決して安くはないが、今月は予約でほぼ満室状態。開業から3年後の客室稼働率は80%を目標にしている。
総支配人のコメント
石島俊大総支配人(37)は、草津には既に多くの宿泊施設があるとした上で、「競合というよりは、一緒になって草津温泉を盛り上げたい。湯畑周辺を深く楽しみたいお客さまもいれば、自然豊かな高台で過ごしたいお客さまもいる。宿泊の選択肢を広げたい」と話した。



