南越前町に天体観察棟がオープン、大型反射望遠鏡で星空散歩を楽しむ
南越前町に天体観察棟オープン、大型反射望遠鏡で星空

福井県南越前町のレジャー施設「今庄365アウトドアビレッジ」内に、口径50センチの大型反射望遠鏡を備えた天体観察棟が新たにオープンしました。この施設は、スキーシーズン以外の時期にも訪れる人を増やし、施設全体の利用拡大を図ることを目的としています。スタッフから星座や望遠鏡の使い方などを教わりながら夜空を楽しむことができ、天文ファンの間で人気を集めています。

施設の概要と特徴

天体観察棟は、スキー場の駐車場に隣接する標高約400メートルの高台に建設されました。総工費は約1億円で、その約50%は県の「ふくい地方創生推進事業補助金」の助成を受けています。望遠鏡が設置された部屋の天井全体が開閉可能で、全天を見渡せるのが最大の特長です。5月8日にオープンしました。

望遠鏡の仕様と体験

設置された望遠鏡は、口径50センチの反射式「主筒」と口径15センチの屈折式「副筒」が一体となっており、同じ方向を向いています。利用者は2種類の望遠鏡で見え方の違いを体験できます。星空の案内役を務める越前市の天文愛好家・大西剛平さん(43)によると、反射式の主筒は遠方の星雲など暗く小さな天体の観察に適していますが、空気の揺らぎの影響を受けやすいとのこと。一方、屈折式の副筒は木星のしま模様など明るい天体をくっきりと見ることができます。

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開館情報と申し込み方法

天候が良ければ毎週金、土、日曜日の午後7時20分から9時まで開館します。完全予約制で、大西さんの解説を聞きながら季節の星座などを観察できます。定員は10人。料金は高校生以上300円、小中学生200円です。申し込みは町のホームページの予約フォームから。問い合わせは町観光まちづくり課(0778-47-8002)まで。

背景と今後の展望

同施設の「今庄365スキー場」は、バブル期のスキーブームを受けて1990年に開業し、ピーク時の1994年度には約12万3000人が訪れました。しかしその後、利用者は減少し、2025年度は2万3000人にとどまりました。町はスキーができない春から秋にも利用してもらおうと、2024年度から5か年計画で再整備を進めており、これまでにキャンプ場やトレッキングルートを新設しています。町観光まちづくり課の担当者は「福井市や敦賀市などの都市部からも訪れやすく、星空を楽しめる豊かな自然をアピールしたい」と話しています。

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