豊臣秀長の古文書が宮崎で公開 九州攻め時の略奪禁止命令書を展示
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公として注目を集める豊臣秀長(小一郎)にまつわる貴重な古文書が、宮崎市の宮崎県総合博物館で特別展示されています。この展示会は4月20日まで開催されており、歴史ファンやドラマ視聴者から大きな関心を集めています。
1587年の九州攻め時に書かれた命令書
展示されている文書は、秀長の兄である豊臣秀吉(藤吉郎)が九州に攻め込んだ1587年に作成されたものです。当時、現在の宮崎市一帯を占領した秀長が、自ら率いていた軍勢に対して略奪行為を厳しく禁じる内容が記されています。この文書は長年にわたり、同市の島之内八幡神社で大切に保管されてきた歴史的資料です。
担当学芸員の宮地輝和さんは「この古文書の紙の質感や墨の濃淡を直接ご覧いただき、戦国時代の空気感や当時の人々の思いに触れてほしい」と語っています。展示会場では、秀長の花押(サイン)を模した特別なスタンプを押す体験コーナーも設けられており、来場者が歴史を身近に感じられる工夫がなされています。
無料で公開される貴重な歴史資料
この展示は入場無料で、開館時間は午前9時から午後5時までとなっています。ただし、毎週火曜日は休館日となりますので、訪問を計画される際にはご注意ください。展示に関する問い合わせは、宮崎県総合博物館(電話:0985-24-2071)までお願いします。
豊臣秀長は、兄・秀吉を支えた有能な副将として知られていますが、この古文書からは、占領地における民衆保護への配慮や、軍規を重視する統治者としての一面が明確に読み取れます。戦国時代の武将たちの意外な側面を伝える、極めて価値高い一次資料と言えるでしょう。