国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は23日、相双地方で開幕する。25日までの3日間、勇壮な戦国絵巻を繰り広げる。
今年は3~91歳の386騎が出場予定で、昨年より3騎多い。昨年から「未婚の20歳未満」とする女性の出場条件が撤廃され、今年は20歳以上の女性が計17騎と昨年の8騎から倍増した。女性の出場は48騎となり、記録が残る2010年以降で最多となる。
総大将は旧相馬中村藩主相馬家第33代当主相馬和胤さんの孫賀胤さん(19)が初めて務める。
23日は騎馬武者が出陣し、南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で宵乗り競馬が行われる。24日は祭場地で甲冑競馬や神旗争奪戦が繰り広げられ、25日には同市小高区の相馬小高神社で神事「野馬懸」が行われる。
相馬野馬追開幕を前に、南相馬市内の全ての幼稚園、小中学校で21日、特別給食が提供された。武士が出陣前の儀式「三献の儀」で食べる打ちアワビ、勝ち栗、昆布にちなんだ献立に、児童は郷土誇りの祭礼を心待ちにした。
伝統に親しんでもらおうと毎年提供している。クリやキュウリの昆布づけ、アワビに替わりホタテの貝柱ご飯が出された。「勝ち」にちなみ、カツオの揚げ煮も登場した。鹿島小では、児童らが特別献立に笑顔を見せた。6年生の男子児童は「おいしかった。友達も野馬追に出る」、女子児童は「かっこいい野馬追が楽しみ」と話した。



